超高齢化社会となった日本において、労働力不足の問題はとても深刻です。
なぜなら少子高齢化が進むことで、働ける人数が不足するためです。
今回の記事では、超高齢化社会に直面する日本の問題、そして海外で起こる問題を合わせて紹介します。
さらに、これらの問題に対してロボット技術が担うべき役割について解説します。
超高齢化社会における問題
超高齢化社会の日本
日本は超高齢化社会を迎えています。
超高齢化社会とは、65歳以上の人口の割合が全人口の21%を占めている社会のことを言います。
記事作成時(2019年7月)、日本は既にこの高齢化率21%を超えており、2035年には33.4%に達すると言われています。
日本の人口推移
高度経済成長期(1954年~1973年)での経済発展により、第2次ベビーブーム(1971年~1974年)での人口増加が起こりました。
しかし、オイルショックなどの影響も受け、出生率が下降していきました。
さらに、人々の晩婚化・晩産化および非婚化が進んだことで少子化社会となり、出生率も2016年から100万人を下回っています。
少子高齢化による問題
このまま少子化や高齢化が進むと、労働生産年齢(15歳以上から65歳未満まで)と言われる働ける人数が減っていきます。
その結果、人手不足や労働力不足と言う問題が発生します。
また、少子高齢化により労働者が高齢化した結果、重労働を必要とする仕事を担う人数が不足します。
高度経済成長期に建てられたインフラ設備が老朽化により補修・再建築が必要とする中で、この労働者不足は問題となります。
加えて、高齢者の人数の増加に伴う社会保障費や医療費の増大と言った問題も発生します。
海外での問題
一方、海外では発展途上国において人口が爆発的に増大すると考えられています。
2025年には約81億人、2035年には約88億人に達するという予測もあります。
このような爆発的な人口の増加に伴い、食糧問題が発生すると予想されます。
また、エネルギーや資源の不足に関する問題についても対策が必要となります。
ロボット技術が担う役割
こうした中で、様々な問題を解決する方法をしてロボット技術が期待されています。
例えば、従来では必要とされていた人の手による作業が、情報通信技術(ICT技術)の発展により自動化・効率化を行うことにより減らすことが出来ます。
その結果、問題となっていた人手不足を補うことが出来ます。
キーワードとして挙げられる
- ロボット
- AI(人工知能)
- IoT(モノのインターネット)
- 自動運転
などの技術には大きな期待が寄せられています。
まとめ
今回の記事では、日本が直面する超高齢化社会における問題点とロボット技術が担う役割について紹介しました。
ロボット技術で幸せな未来を創るをモットーに、人々が幸せに暮らせる世の中の実現に貢献していきたいと考えています。